部屋に入った塗料臭を消す方法はある?自分でできる方法をご紹介!
2024/04/16
外壁の塗装は、家の安全性と美観を保つために欠かせないもの。
塗装を行う上で気になるのが、部屋に入った塗料臭です。
部屋に臭いがついてしまわないか、心配になる方も多いですよね。
本記事では、塗料の臭いが発生する理由と部屋に入った塗料臭を消す方法をご紹介しますので、快適な暮らしを守るために参考にしてみてください。
□塗料の臭いが発生する科学的理由とは?
*塗料の主成分と臭いの関係
塗料は顔料、合成樹脂、添加剤、そしてこれらを溶かすための溶剤から構成されています。
油性塗料では、溶剤として有機溶剤が使われ、これが一般にシンナーと呼ばれています。
シンナーの揮発によって塗料特有の臭いが発生し、この臭いは健康にも悪影響を及ぼす可能性も。
吸い込むと吐き気や頭痛、目や喉の粘膜の不快感などを引き起こすことがあり、そのため油性塗料を扱う際には細心の注意が求められます。
*臭い発生のピーク
塗料の臭いが最も強く感じられるのは、中塗りと上塗りを行う際です。
塗装工程は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3段階に分かれており、下塗りで使用される専用塗料は、仕上げ塗料ほど強い臭いを放ちません。
しかし、中塗りと上塗りで使用される油性塗料により、特に臭いが発生しやすくなっています。
□部屋に入った塗料臭を消す方法
部屋に入った塗料の臭いを消すためには、具体的な対策が必要です。
1:夜間の換気
塗料の臭いが発生していない夜間に換気を行うことで、臭いを外に逃がせます。
網戸を利用すれば、虫の侵入の心配も少なく、空気を入れ替えられますよ。
2:外出する
塗装作業が行われている間は外出をすることも有効な方法です。
特に短期間の塗装であれば、この期間外出することで、塗料臭から逃れることが可能です。
また、臭いが最も気になる時間帯に外出することで、ストレスの蓄積を防ぎましょう。
3:消臭剤の利用
空気中に広がった塗料の臭いには、消臭剤の使用が効果的です。
特に、フィトンチッドを含む消臭剤は、空気を浄化し、ストレスを緩和する効果も期待できます。
4:窓の開け閉めを控える
塗装作業中は、窓の開け閉めを控えることで、塗料の臭いの室内への侵入を防ぎます。
また、洗濯物は部屋干しやコインランドリーを利用することで、窓を開ける必要性を減らしましょう。
□まとめ
新しい生活空間での快適さを追求する方々にとって、塗料の臭いは大きな懸念事項です。
しかし、臭いの発生理由と実践的な除去方法を理解することで、健康と快適な生活環境を確保することが可能です。
夜間の換気・外出・消臭剤の利用・窓の開け閉めを控えるなど、具体的な対策を通じて、安心して生活できる空間を取り戻しましょう。