外壁を守る鍵であるシーリングとは?その維持管理のための知識をご紹介!
2024/01/31
家を所有するということは、そのメンテナンスにも気を配ることを意味します。
特に、家の外壁は日々の天候や時間の経過によって影響を受けます。
今回は、外壁のメンテナンスで重要な役割を担うシーリングに焦点を当て、その役割と重要性、適切なメンテナンス方法について掘り下げます。
□外壁シーリングとは?基本と重要性をご紹介!
外壁を保護するにあたり重要になるシーリングとはどんなものでしょうか。
ここではシーリングの基本情報をご紹介します。
1:シーリングの基本的な役割
外壁塗装において、サイディングボードやALCパネルなど、さまざまな材料を使用する際、目地や隙間を埋めるためにシーリングが不可欠です。
このシーリングは、主にシリコンやポリウレタンなどの樹脂で構成されており、水や空気を通さない特性があります。
この特性により、外壁の防水性や気密性を高めるという重要な役割を果たしています。
2:コーキングとの違い
よく混同されがちなコーキングですが、シーリングとの違いは主に使用方法や形状にあります。
シーリングは形状が決まっており、目地や隙間を充填する目的で用いられます。
一方で、コーキングはチューブに入っており、ガンを使って施工することが一般的です。
しかし、機能的にはほぼ同等であり、どちらも隙間を埋めることで建物を保護します。
3:シーリングの使われる場所
外壁塗装だけでなく、シーリングは家の中のさまざまな場所で使用されます。
例えば、お風呂の浴槽と壁の隙間、キッチンや洗面台周りなど、水を使う場所での防水性向上のためにも利用されています。
これらの用途を考えると、シーリングの重要性は非常に高いと言えます。
□外壁コーキングの寿命と費用の実情
シーリングはさまざまな場で保護するために重要な役割を担っていることが分かりました。
ここではシーリングがどのくらいの期間使用でき、施工にはどのくらいの費用がかかるのかご紹介します。
*コーキングの寿命と費用相場
1:外壁コーキングの寿命
外壁コーキングの寿命は、使用されている場所や素材により異なりますが、一般的には5年から10年程度とされています。
しかし、日常的に雨風にさらされる場所や、直射日光を受けやすい場所では、早期に劣化することがあります。
そのため、定期的な点検とメンテナンスが重要です。
2:修理費用の相場
外壁コーキングのメンテナンス方法には、打ち替えと打ち増しの2種類があります。
打ち替えは古いコーキングを取り除いて新しいものを施工する方法で、費用は1メートルあたり約1,200円です。
一方で、打ち増しは古いコーキングの上から新しいものを重ねる方法で、1メートルあたり約900円です。
*長期的なコスト削減のためのアドバイス
外壁コーキングのメンテナンスは、単に修理費用だけでなく、将来的なコスト削減にもつながります。
定期的なメンテナンスにより、外壁の寿命を延ばし、より大規模な修理費用の発生を避けられます。
したがって、短期的なコストだけでなく、長期的な視点での計画が重要です。
□まとめ
この記事では、外壁のシーリングに関する基本的な知識とその重要性、そして外壁コーキングの寿命とメンテナンスの方法についてご紹介しました。
シーリングとコーキングの違いを理解し、それぞれの役割を把握することで、より効果的な外壁のメンテナンスが可能となります。
定期的な点検と適切なメンテナンスにより、家を長持ちさせ、将来的な大きな出費を防ぎましょう。