外壁塗装で用いられる吹き付け塗装とは?
2023/08/04
外壁塗装を考えている方で、吹き付け塗装について興味がある方は多いのではないでしょうか。
しかし、吹き付け塗装の特徴について深く理解している方は少ないはず。
そこで本記事では吹き付け塗装の概要とメリット・デメリットを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
□外壁塗装における吹き付け塗装とは?
吹き付け塗装とは、スプレーガンを使って霧状の塗料を外壁に吹き付ける方法です。
モルタル外壁の仕上げによく使われ、凹凸があるザラザラした質感に仕上がります。
近年は吹き付け塗装はそれほど頻繁に採用されませんが、独特な凹凸は吹き付け塗装でしか再現できません。
そのため、あえて吹き付け塗装を選ぶ方もいます。
吹き付け塗装では、スプレーガンが使用されます。
スプレーガンにはエアスプレーとエアレススプレーの2種類があります。
エアスプレーでは、空気を圧縮して、空気と同時に塗料を噴射します。
細かい粒子にしてから噴射するため、きめ細かい塗装面になることが特徴です。
エアレススプレーでは、空気を利用しません。
塗料のみを圧縮して噴射するので、エアスプレーよりも飛散が少ない特徴があります。
□吹き付け塗装のメリットとデメリットを解説します!
ここからは吹き付け塗装のメリットとデメリットについてまとめていきます。
まずはメリットからです。
代表的なのは、複雑な模様や重厚感のある雰囲気、凹凸のある立体感など、吹き付け塗装でしか実現できないような仕上がりにできることです。
上記のいずれかの雰囲気に仕上げたいと思っている方は、ぜひこの工法を選んでください。
また、広範囲の塗装を短時間で仕上げられる点も魅力的です。
施工が非常に早く進むため、完成までの時間に余裕がない方におすすめの方法です。
仕上がりがきれいになることも特徴的です。
ただ、職人に高い技術力が求められるので、腕の良い職人が施工するという条件付きだということを忘れないようにしてください。
次はデメリットです。
最大のデメリットは、塗料の無駄が多いことです。
特にエアスプレーガンを使った塗装では、無駄が顕著になります。
スプレーガンから発射される塗料は飛散しやすく、ロスが大きいからです。
加えて、養生に手間と時間がかかることにも注意が必要です。
噴射時における飛散を防止するために養生を行いますが、手塗りと比較して厳重な対策が必要です。
□まとめ
吹き付け塗装では、スプレーガンが使われ、エアスプレーとエアレススプレーの2種類があります。
特にエアスプレーでは飛散が多くなる傾向がありますので、周辺を汚してしまわないように注意してくださいね。