スレート瓦のデメリットとは?注意点について解説!
2023/05/21
屋根材の種類の1つにスレートがあります。
スレート瓦とは、セメントに石綿を混ぜて高圧プレスした屋根の仕上材です。
強度が高く、弾力性があることが特徴です。
今回はそんなスレート瓦のデメリットをご紹介します。
スレート屋根を使う際の注意点もお伝えしますので、参考にしてみてください。
□スレート瓦のデメリットとは?
*耐用年数が短い
スレート瓦は他の屋根材よりも耐用年数が短いです。
ガルバリウム鋼板の耐用年数は20年から30年、瓦屋根の耐用年数は50年以上です。
一方で、スレート瓦の耐用年数は15年から20年ほどしかありません。
他の屋根材と比べて費用が安いため、初期費用を抑えたい時に重宝されます。
しかし、耐用年数が短いため、他の屋根材と比べてより早く交換しなければいけません。
トータルコストで考えると他の屋根材よりも高くなってしまうケースもあるでしょう。
*災害の影響を受けやすい
スレート屋根は耐震性に優れていますが、台風や強風による飛来物によって割れやすいといったデメリットがあります。
また、紫外線の影響を受けやすく、劣化し割れてしまうケースもあるのです。
防水性もそれほど高くはないため、定期的にメンテナンスする必要があるでしょう。
*結露が発生しやすい
スレート屋根は三層で構成されています。
防水シートの上にスレート屋根を敷いているため、蒸れやすく、結露が発生しやすいのです。
対策として、換気棟を設置すると良いでしょう。
換気棟には換気用の穴がついているため、屋根や屋根裏に湿気が溜まるのを防げます。
□スレート屋根を使う際の注意点について
1つ目は定期的に劣化状況を確認することです。
目安として5年から10年に一度、定期メンテナンスを行うと良いでしょう。
その際に、色あせやひび割れなどの劣化状況を確認します。
メンテナンスを怠ると雨漏りが発生する可能性があるため注意しましょう。
2つ目は慎重に業者選びを行うことです。
塗装を行ったのにもかかわらず雨漏りしてしまうケースがあります。
未熟な業者や手抜き工事の場合は、適切に塗装が雨水を排出するために行われる縁切りが行われないこともあります。
実績や口コミなどを参考に、信頼できる業者に依頼しましょう。
□まとめ
今回はスレート瓦のデメリットとスレート屋根を使う際の注意点をご紹介しました。
スレート瓦にはメリットもありますが、耐用年数が短い、災害の影響を受けやすいなどのデメリットも存在します。
使用する際は、定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。