外壁塗装の錆止めについて解説!
2024/11/30
家の外壁には、鉄製の部材が使われていることが多く、これらの鉄部は雨風や紫外線にさらされることで錆びてしまいます。
錆びてしまった鉄部は見た目が悪くなるだけでなく、強度も低下し、雨漏りの原因にもなりかねません。
そこで重要になるのが、外壁塗装における鉄部の錆止め処理です。
外壁塗装の錆止めの種類
外壁塗装において、鉄部の錆止め処理は、建物の耐久性を高める上で重要な工程です。
鉄部は、雨水や湿気に触れることで酸化し、錆が発生します。
錆は、見た目の悪化だけでなく、鉄部の強度低下や腐食、さらには雨漏りなどの深刻な問題を引き起こす可能性があります。
そこで、外壁塗装では、鉄部を錆から守るために、適切なケレン処理や錆止め塗装が必須となります。
錆止め塗料には、様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。
・エポキシ系錆止め塗料:
耐久性が高く、密着性も優れているため、鉄部への塗装に最適です。
ただし、乾燥に時間がかかるため、施工には注意が必要です。
・アクリル系錆止め塗料:
乾燥が早く、扱いやすい塗料です。
耐候性も比較的優れているため、外壁塗装に適しています。
・ウレタン系錆止め塗料:
柔軟性に優れており、鉄部の伸縮に追従しやすい塗料です。
耐候性も高いですが、価格がやや高めです。
鉄部塗装の工程と注意点
鉄部塗装は、高圧洗浄から仕上げ塗装まで、いくつかの工程に分けて行われます。
それぞれの工程で注意すべき点を理解し、適切な作業を行うことで、より効果的に鉄部を錆から守ることができます。
1: 高圧洗浄
高圧洗浄は、鉄部表面の汚れや埃を落とすための重要な工程です。
高圧洗浄機を使用し、水圧で汚れを洗い流します。
高圧洗浄を行う際は、水圧が強すぎると、鉄部が傷ついてしまう可能性があるため、注意が必要です。
2: ケレン処理
鉄部の表面に付着した錆や汚れを落とす作業です。
ケレン処理を行うことで、錆止め塗料が鉄部に密着しやすくなり、その効果がより高まります。
3: 錆止め塗装
ケレン処理後、錆止め塗料を塗布します。
錆止め塗料は、鉄部を錆から守るために不可欠な塗料です。
使用する錆止め塗料の種類は、鉄部の状態や用途によって適切なものを選びましょう。
4: 仕上げ塗装
錆止め塗装が完全に乾燥したら、仕上げの塗料を塗布します。
仕上げ塗装は、美観を向上させるとともに、錆止め塗装の効果をさらに高めます。
仕上げ塗装には、様々な種類の塗料がありますが、耐久性や耐候性に優れた塗料を選ぶことが重要です。
まとめ
外壁塗装における鉄部の錆止め処理は、建物の耐久性を高める上で重要です。
適切なケレン処理と錆止め塗装を行うことで、鉄部を錆から守り、建物の寿命を延ばすことができます。