高圧洗浄は雨の日でも大丈夫?外壁洗浄を雨の日にするメリットと注意点
2024/08/04
家の外壁の汚れが気になって、高圧洗浄を検討しているけれど、天候に左右されるのが不安な人もいるのではないでしょうか。
高圧洗浄は、外壁を綺麗にするだけでなく、建物の寿命を長く保つためにも重要な作業です。
しかし、せっかく予約したのに雨が降ってしまい、延期せざるを得ないケースも少なくありません。
そこで今回は、高圧洗浄を雨の日に実施することのメリットと注意点について解説していきます。
□雨の日に高圧洗浄をするメリット
雨の日は、飛散防止や騒音対策、汚水処理など、高圧洗浄に伴う周囲への影響を軽減できるため、近隣への配慮が必要な人にとってメリットが多いでしょう。
1:飛散防止
高圧洗浄では、水圧で汚れを落とすため、どうしても水しぶきが飛散してしまいます。
周囲の家や車に水しぶきがかかってしまうと、汚れや水滴の跡が残ってしまう可能性があります。
しかし、雨の日は、そもそも外に洗濯物を干している家も少なく、窓も閉め切っていることが多いので、水しぶきが飛散しても迷惑を掛ける可能性が低くなります。
2:騒音対策
高圧洗浄では、水が出る音や水が跳ね返る音、洗浄機本体からの稼働音などが発生します。
晴れた日は、窓を開けて日光を入れたり、換気をする家が多いので、高圧洗機の音が室内まで届き気になるものです。
しかし、雨の日は窓を閉め切っているため、その分、音の侵入を防ぐことができます。
また、雨音も高圧洗浄によって発生する音をかき消してくれる効果も期待できます。
3:汚水処理
高圧洗浄後には、汚れが混ざった汚水が地面に溜まってしまいます。
通常は、この汚水を排水溝などに流す後始末が必要となりますが、雨が降っていると、雨水で汚れが洗い流されるため、その分、作業効率が向上します。
□雨の日に高圧洗浄できること・できないこと
雨の日でもできる工程とできない工程を理解しておけば、外壁塗装全体のスケジュールへの影響を把握し、塗装会社とのやり取りをスムーズに行うことができます。
*雨の日にできる作業
足場の設置や撤去は、雨が降っていても作業できます。
これらの作業は、外壁塗装スケジュールの最初に実施されるため、もし、その後の工程で雨が降り続けば工期が遅れてしまう可能性があります。
ただし、風雨が強い場合は、安全確保のため作業が中止になる場合もあります。
*雨の日にできない作業
外壁塗装において、塗料を塗る工程は、下塗り・中塗り・上塗りという3つの工程に分けられます。
これらの作業は、雨の日はできません。
塗料を雨の日に塗ると、以下のような問題が発生する可能性があります。
・雨で塗料が流されてしまう
・塗料が落ちるため、まだらな仕上がりになる
・光沢が落ちる
・ひび割れや塗膜剥離といった劣化を起こす原因となる
また、作業中に雨が降り出した場合も、すぐに作業を中止して、塗装に影響が出ないように対応してもらう必要があります。
*雨天時の延期による追加料金
雨などの自然環境が原因で工期が遅れた場合、通常、追加料金は請求されません。
しかし、工期が遅れることで足場代のレンタル料金がかかったりすると、それを上乗せしてくる業者も存在します。
見積もりを確認する際は、雨の日の追加料金についても確認しておくようにしましょう。
□まとめ
高圧洗浄を雨の日に実施することには、飛散防止や騒音対策、汚水処理など、近隣への配慮が必要な人にとって多くのメリットがあります。
しかし、塗料を塗る工程は雨天時はできないため、外壁塗装全体のスケジュールに影響が出ることがあります。
雨の日の高圧洗浄を検討する際は、事前に塗装会社に相談し、メリットと注意点、そして雨天時の対応についてしっかりと確認するようにしましょう。