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和瓦の種類とメンテナンス!屋根の寿命を長く保つための知識

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和瓦の種類とメンテナンス!屋根の寿命を長く保つための知識

和瓦の種類とメンテナンス!屋根の寿命を長く保つための知識

2024/07/31

和瓦屋根は日本の伝統的な建築スタイルの一部であり、その美しさと耐久性から多くの住宅で採用されています。
しかし、和瓦の種類や適切なメンテナンス方法について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、和瓦の代表的な種類である釉薬瓦といぶし瓦の特徴や違い、そして和瓦のメンテナンスの必要性と具体的な方法について解説します。
これにより、和瓦屋根の寿命を長く保ち、安心して住み続けられるようサポートします。

 

□和瓦の種類

 

和瓦には多くの種類がありますが、代表的なものは釉薬瓦といぶし瓦の2つです。

 

1:釉薬瓦

 

釉薬瓦は、粘土を瓦の形に整え、乾燥させた後、ガラス質の釉薬を表面にかけて焼き上げた瓦です。
釉薬の成分により、青色や黄色などさまざまな色合いが楽しめるのが特徴です。
釉薬瓦はその美しい光沢と耐久性から、多くの住宅で使用されています。
また、表面が滑らかであるため、汚れが付きにくく、清掃も容易です。

 

2:いぶし瓦

 

いぶし瓦は、釉薬を使用せず、焼成の際に空気を極力遮断する方法で製造される瓦です。
この「いぶし」の過程で、瓦の表面に炭素の膜が形成され、独特の風格を持つ仕上がりとなります。
いぶし瓦はその無釉の渋さと、重厚感のある外観が特徴です。
特に、和風建築に調和するその見た目から、伝統的な住宅や寺社仏閣に多く用いられています。

 

和瓦の美しさと耐久性は、これらの特徴に由来していますが、それぞれの瓦には異なるメリットがあるため、使用する際にはその特性を理解し、適切な選択をすることが重要です。

 

□和瓦のメンテナンス

 

和瓦は耐久性が高く、塗装によるメンテナンスを必要としないため、長期間にわたって使用できるとされています。
しかし、それでも定期的な点検とメンテナンスは必要不可欠です。

 

1:瓦のずれ・割れ

 

瓦は1枚ずつ噛み合わせて葺かれているため、時間が経つにつれて瓦同士が擦れ合い、角が丸くなることがあります。
これにより、瓦のずれが発生しやすくなります。
また、地震や台風などの自然災害によっても瓦がずれたり割れたりすることがあります。
そのため、定期的に点検を行い、必要に応じて補修することが大切です。

 

2:漆喰の劣化・棟のズレ

 

和瓦の屋根には漆喰が使用されており、この漆喰が経年劣化により割れや剥がれを引き起こすことがあります。
漆喰の劣化が進むと、棟瓦がずれたり崩れたりすることがあります。
一般的には10年程度で点検を行い、必要に応じて漆喰の詰め直し工事を行うことが推奨されます。

 

3:防水紙の劣化

 

瓦の下には防水紙が設置されていますが、これもまた経年による劣化が避けられません。
防水紙が劣化すると、雨水が内部に浸入し、雨漏りの原因となることがあります。
通常、防水紙の劣化は20~25年程度で発生するため、この時期を目安に葺き直しや葺き替え工事を行うことが重要です。

 

□まとめ

 

和瓦の寿命を長く保つためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
釉薬瓦といぶし瓦という代表的な2つの和瓦には、それぞれ独自の美しさと耐久性があります。
これらの特性を理解し、適切なメンテナンスを行うことで、和瓦屋根の美しさを保ち続けることができます。
定期的な点検と必要な補修を怠らないようにし、安心して長く住み続けられる住環境を維持しましょう。

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