液体ガラスを選ぶ前に知っておきたい!メリットとデメリットの全情報
2024/05/31
住宅のメンテナンスにおいて、長期的なコストと品質のバランスは重要な考慮事項です。
特に外壁の塗装は、見た目の美しさだけでなく、建物の保護にも直結するため、適切な塗料選びが欠かせません。
今回は、耐久性と経済性を兼ね備えた液体ガラス塗料の特性と、その利用時の注意点について解説します。
□ガラス塗料の基本情報と液体ガラスの特徴!
ガラス塗料は、耐久性や耐候性に優れるとともに、メンテナンスコストを抑えられる選択肢として注目されています。
では、液体ガラス塗料の基本的な情報と、その特徴とはどのようなものなのでしょうか。
*無機塗料としての位置づけ
液体ガラスは、有機物を含まない無機塗料に分類されます。
この特性により、塗料自体の劣化が非常に遅く、外壁などに使用した際の耐久性が大幅に向上します。
一般的なシリコンやフッ素塗料と比較しても、耐候性に優れており、概ね20年程度の耐用年数を期待できる塗料です。
*様々な部位に対する適用性
液体ガラス塗料は多様な下地に対応可能で、塗装対象を選ばずに使用できます。
そのため、外壁だけでなく、屋根や室内の壁など、さまざまな箇所に幅広く応用が可能です。
*人体への安全性
液体ガラスは、主にガラス成分で構成されているため、塗装中や塗装後の有害物質の発散が極めて少ないです。
これにより、塗装作業者だけでなく、住宅に住む家族の健康も守られます。
□液体ガラスのデメリットと対処方法!
液体ガラス塗料には多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。
デメリットと、その対策について3つのポイントから確認しましょう。
1:光沢の控えめさ
液体ガラスの仕上がりは、一般的な塗料よりもマットで控えめな光沢です。
艶を重視する場合は、他の塗料との併用や、特定の光沢を出すためのトップコートの使用を検討することをおすすめします。
2:塩素系薬品への弱さ
液体ガラスは塩素系の薬品によって影響を受けやすいです。
このような薬品が床などにこぼれた場合は、迅速に拭き取る必要があります。
また、部分的なダメージがあった場合には、部分補修を行うことで対応が可能です。
3:コスト面の考慮
液剤の単価が比較的高いため、初期投資としては他の塗料よりも高くなる可能性があります。
しかし、長期的なメンテナンス費用を考慮すれば、そのコストは相対的に抑えられるといえます。
□まとめ
液体ガラス塗料はその優れた耐久性と経済性から、賢い家のメンテナンス選択といえます。
しかし、その特性を最大限に活かすためには、適切な使用方法と、いくつかのデメリットへの理解が必要です。
当社では、1級塗装技能士をはじめとした有資格者が施工を行います。
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