屋根に結露が発生している?結露による問題と対策方法をご紹介!
2023/12/01
家はただの居住空間を超えた、家族の健康と幸福を育む場所です。
健康や住環境に敏感な家主にとって、家の小さな変化も見逃せないもの。
特に結露は、見過ごされがちながら、その影響は家の寿命や住む人の健康に直結します。
この記事では、結露の深刻な弊害と、それを防ぐための屋根の対策方法を、具体的に掘り下げていきます。
□結露による弊害とは?
*カビとダニの温床
結露は見えない敵、家の隅々に潜む湿気がカビやダニの最適な繁殖地を提供します。
湿度65%以上、温度20~25℃の環境は、これらの生物にとってまさに楽園。
カビが広がると、その胞子が空気中を舞い、家族の皮膚や呼吸器系に悪影響を及ぼす可能性があります。
アトピー性皮膚炎やぜんそくなど、アレルギー疾患のリスクを高めることになりかねません。
*建物の耐震性への影響
内部結露は、見えないところで建物の骨組みを蝕んでいます。
木材が湿気を含むことで腐朽菌の温床となり、シロアリの誘引にもなり得ます。
これらは、家の耐震性を低下させ、最悪の場合、家族の安全を脅かす事態にもつながるのです。
*アレルギー疾患の引き金
結露が原因で増えたカビやダニは、アレルギー反応のトリガーとなります。
シックハウス症候群や鼻炎など、生活の質を大きく下げる健康問題を引き起こすことが懸念されます。
健康を守るためにも、結露はただの「水滴」ではなく、「健康への警鐘」と捉え、適切な対策が必要です。
□屋根の結露対策の具体的な方法
ここでは、屋根の結露対策の具体的な方法を3つご紹介します。
1.こまめな換気の実施
結露を防ぐ最も手軽で効果的な方法は、換気です。
外と室内の温度差を減らすことで、結露の発生を抑えられます。
季節を問わず、日々の生活に換気の習慣を取り入れることが重要です。
2.暖房方法の見直し
燃焼型暖房器具は、使用時に水蒸気を発生させ、結露の原因となります。
エアコンや床暖房など、湿度を上げずにあたためる暖房方法への切り替えが有効です。
これにより、室内の湿度コントロールがしやすくなります。
3.透湿性ルーフィングへの変更
透湿性のあるルーフィングへの変更は、費用はかかりますが、長期的な視点で見れば家の健康を守る投資といえます。
水蒸気のみを通し、雨水は防ぐこの素材は、結露を効果的に減らせます。
□まとめ
結露は、家の健康と直結する問題です。
放置すればカビやダニが繁殖し、家族の健康を害するだけでなく、家の耐震性をも低下させる可能性があります。
本記事で紹介した屋根の結露対策を実施することで、健康リスクを減らし、家を長持ちさせられます。
結露は見過ごすべき小さな問題ではなく、家族の健康を守るために積極的に対策を講じるべき課題です。