ガルバリウム鋼板屋根の寿命は?寿命を短くする原因も解説
2024/09/04
ガルバリウム鋼板屋根は、その耐久性と美観から、近年人気が高まっています。
しかし、どんな屋根材にも寿命があり、ガルバリウム鋼板屋根も例外ではありません。
せっかくガルバリウム鋼板屋根を選んだのに、寿命が短くなってしまったら大変です。
この記事では、ガルバリウム鋼板屋根の寿命と寿命を短くする原因について解説します。
□ガルバリウム鋼板屋根の寿命
ガルバリウム鋼板屋根は、一般的に25~35年程度の耐用年数があると言われています。
ただし、これはあくまでも目安であり、実際の寿命は、設置場所やメンテナンス状況によって大きく変わります。
*ガルバリウム鋼板屋根の耐久性
ガルバリウム鋼板は、鉄にアルミニウムと亜鉛を合金化したもので、通常の鉄に比べて錆びにくく、耐久性に優れています。
そのため、ガルバリウム鋼板屋根は、トタン屋根などに比べて長寿命と言われています。
*寿命を左右する要因
ガルバリウム鋼板屋根の寿命は、以下の要因によって左右されます。
・ 設置場所
海沿いの地域や工場地帯など、塩害や大気汚染の影響を受けやすい場所では、寿命が短くなる傾向があります。
塩害は、ガルバリウム鋼板の表面を腐食させるため、寿命を短くする大きな要因となります。
・ 屋根の構造
屋根の傾斜が緩いと、雨水が溜まりやすく、腐食の原因となります。
また、屋根の構造によって、雨水の排水性や通気性が変わります。
□ガルバリウム鋼板屋根の寿命を短くする原因
ガルバリウム鋼板屋根の寿命を短くする主な原因として、以下のものがあげられます。
1:塗膜の劣化
ガルバリウム鋼板屋根には、錆を防ぐための塗膜が施されていますが、紫外線や雨水などの影響で、塗膜は徐々に劣化していきます。
塗膜が劣化すると、錆が発生しやすくなり、屋根の寿命を短くします。
2:塩害
海沿いの地域や工場地帯など、塩分や酸性の物質が多く含まれる場所では、塩害の影響を受けやすくなります。
塩害は、ガルバリウム鋼板の表面を腐食させ、寿命を短くします。
塩害が懸念される場合は、塩害に強い塗料を使用したり、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
3:屋根の傷
ガルバリウム鋼板屋根に傷がつくと、そこから水分が浸入し、錆が発生しやすくなります。
傷は、台風や雹などの自然災害によって発生することもあります。
屋根の傷は、早めに対処することで、錆の発生を防ぎ、寿命を延ばすことができます。
□まとめ
ガルバリウム鋼板屋根は、耐久性に優れ、長寿命な屋根材ですが、適切なメンテナンスを行うことで、さらに寿命を長く保つことができます。
定期的な点検、塗装の塗り替え、傷んだ部分の修理などを行うことで、ガルバリウム鋼板屋根の寿命を延ばし、安心して長く住み続けられる家を実現しましょう。