スレート屋根の種類とメリット・デメリットを解説!
2024/08/31
リフォームしたいと考えている方は、屋根材の種類についてお悩みかもしれません。
屋根材は、家の外観だけでなく、耐久性や耐候性にも大きく影響します。
そのため、種類や特徴をしっかりと理解した上で、最適な屋根材を選ぶことが大切です。
今回は、スレート屋根について、その特徴やメリット・デメリットを解説していきます。
□スレート屋根の種類
スレート屋根は、セメントや繊維を混ぜて焼いた板状の屋根材です。
軽量で施工がしやすいことから、住宅だけでなく、工場や倉庫など、様々な建物に使用されています。
スレート屋根は種類によって特徴が異なります。
1:平形スレート
平形スレートは、最も一般的なスレート屋根です。
薄くて軽量なため、施工がしやすいのが特徴です。
また、デザイン性も高く、様々なカラーバリエーションが揃っているため、住宅の外観に合わせた選択が可能です。
2:厚形スレート
厚形スレートは、平形スレートよりも厚みがあり、耐久性に優れています。
そのため、耐風圧や耐衝撃性も高く、強風や豪雨に強いのが特徴です。
3:波形スレート
波形スレートは、工場や倉庫など、大規模な建物によく使用されています。
大判のサイズのため、施工が早く、コストを抑えることができます。
4:石綿スレート
石綿スレートは、かつて多く使用されていましたが、発がん性があることが判明し、現在は製造・販売が禁止されています。
もし、古い住宅に石綿スレートが使用されている場合は、専門業者に相談し、適切な処理を行う必要があります。
□スレート屋根のメリット・デメリット
*スレート屋根のメリット
・施工がしやすい
スレート屋根は、軽量で扱いやすい素材であるため、施工が比較的容易です。
そのため、施工費用を抑えられ、短期間で工事が完了します。
・比較的安価
スレート屋根は、瓦や金属屋根などに比べて、製造コストが低いため、比較的安価で購入できます。
・メンテナンスがしやすい
スレート屋根は、塗装やカバー工法などのメンテナンス方法が豊富です。
そのため、適切なメンテナンスを行うことで、長寿命化が期待できます。
*スレート屋根のデメリット
・定期的なメンテナンスが必要
スレート屋根は、経年劣化によって塗装が剥がれたり、割れたりすることがあります。
そのため、定期的なメンテナンスが必要です。
・薄い板のため割れやすい
スレート屋根は、薄い板状の素材であるため、衝撃に弱く、割れやすいという欠点があります。
特に、強風や雹などの影響を受けやすい地域では、注意が必要です。
・防水性が低いため、コケが生えやすい
スレート屋根は、素材自体が水を吸い込みやすい性質を持っているため、コケが生えやすいというデメリットがあります。
特に、湿気が多い地域では、定期的な清掃が必要です。
□まとめ
スレート屋根は、施工がしやすい、比較的安価、メンテナンスがしやすいといったメリットがあり、多くの住宅で使用されています。
しかし、定期的なメンテナンスが必要、薄い板のため割れやすい、防水性が低いためコケが生えやすいといったデメリットもあります。
スレート屋根を選ぶ際は、これらのメリット・デメリットをしっかりと理解し、家に最適な種類の屋根を選ぶことが重要です。