スタッコ仕上げとはどのような塗装?ローラーで完成させる方法をご紹介!
2024/04/04
石造建築のような凸凹模様のデザインが魅力のスタッコ仕上げは、高級感や耐久性の高さから人気の高い塗装方法です。
実は、同じスタッコ仕上げでも、塗装の仕方が変わると印象も変わってきます。
今回は、スタッコ仕上げの方法についてご紹介します。
理想の雰囲気を演出するために、適した塗装方法を探してみましょう。
□スタッコ仕上げの基本!コテ塗りと吹き付け塗装
スタッコ仕上げは、独特なテクスチャーで外壁に深みと個性を加えてくれる仕上げ方です。
主に「コテ塗り」と「吹き付け塗装」の2つの方法があり、それぞれ異なる仕上がりを楽しめます。
*コテ塗り
コテ塗りは、職人がコテを使用してスタッコを塗る伝統的な技法です。
多彩な道具を駆使し、独自の模様や質感を生み出せることが特徴的です。
コテ塗りの魅力は、職人の技術とセンスが直接仕上がりに反映される点にあります。
まさに、その家だけのオリジナリティ溢れる外壁を実現可能です。
*吹き付け塗装
吹き付け塗装はスプレーガンを用いてスタッコを壁面に吹き付ける方法です。
スタッコ仕上げの一般的な方法はこの吹き付け塗装で、速やかに施工できる点が大きな利点です。
実は、吹き付け塗装の中にも2つの種類があります。
吹き付け後にそのまま固める「吹き放し仕上げ」と、後処理としてコテやローラーで平滑にする「ヘッドカット仕上げ」です。
□ローラーでのスタッコ仕上げ!ヘッドカット仕上げとは?
ヘッドカット仕上げは、吹き付け塗装における特殊な仕上げ方法の1つです。
ヘッドカッド仕上げの場合には、どのような手順で仕上げるのか、下記で確認してみましょう。
1:シーラー塗布
ヘッドカット仕上げの最初のステップは、シーラーの塗布です。
この工程では、後に施される塗料の外壁への密着を強化します。
シーラーは、文字通り塗装の基盤を固める役割を果たします。
2:吹き付け
次に、養生シートで保護された範囲に対して、スプレーガンで塗料を吹き付けます。
吹き付けによって、外壁は均一でない独特のテクスチャに仕上がります。
3:ヘッドカット
ヘッドカット工程では、吹き付けた塗料の凸部をローラーで押さえ、表面を均一にします。
この熟練の技によって、外壁は独特の風合いを持ちながらも、滑らかな仕上がりを実現します。
施工のタイミングが重要で、塗料の状態や天候に応じて調整する必要があります。
□まとめ
スタッコ仕上げは、コテ塗りと吹き付け塗装の2つの方法によって、外壁に個性と魅力をもたらします。
職人の技術による唯一無二の仕上がりを楽しめるコテ塗りと、ヘッドカット仕上げによる洗練された外観を楽しめる吹き付け塗装。
どちらの方法にも、異なる魅力がありますので、ご自身の理想に合わせた仕上げ方を選びましょう。