葺き屋根材の種類は何がある?選ぶ際の注意点とは?
2023/04/08
屋根材にはたくさんの種類があり、それぞれに魅力があります。
種類の多さから屋根材選びに迷ってしまう方も多く、住み始めてから地域の気候や特性に合っていなかったと後悔する可能性もあります。
特に葺き屋根を検討されている方には、ぜひ注意していただきたいことがあります。
そこで今回は、屋根材を選ぶ際の注意点と、葺き屋根を選ぶ方向けに葺き屋根材の種類についてお伝えします。
□屋根材の種類を選ぶ際の注意点とは
屋根材を検討する際には、どのように選んだら良いか分からず困ってしまう方も多くいらっしゃいます。
屋根材には多くの種類がありますが、選ぶ際のポイントは以下の3つです。
・価格
・デザイン
・耐用年数
1つ目は、価格です。
屋根材の種類が異なると、工事の価格が大きく変わります。
安さを重視する方におすすめなのは、「スレート」「ガルバリウム鋼板」です。
「トタン」も安い屋根材として有名ですが、耐用年数が短いため注意が必要です。
2つ目は、デザインです。
屋根材によって、屋根の雰囲気も変化します。
デザイン性が高い屋根材は「粘土瓦」「アスファルトシングル」です。
3つ目は、耐用年数です。
耐用年数が短く長持ちしない屋根材を選ぶと、すぐに劣化してしまい交換を余儀なくされます。
そのため屋根材の寿命に焦点を当てるなら、「粘土瓦」「銅板」といった耐用年数が長い屋根材を選ぶのがおすすめです。
□葺き屋根の種類には何がある?
この章では、葺き屋根の一般的な種類を紹介します。
1つ目は、瓦です。
日本で昔から使われている瓦は、日本の気候に合っていて耐久性が高いのが特徴です。
和風の住宅ではよく見る瓦屋根ですが、その形状ゆえに「葺き直し」ができるというメリットがあります。
吹き替えよりもコストを少なく修繕できるため、長い目で見て管理コストを抑えたい方におすすめです。
2つ目は、スレートです。
スレートの場合、補修時には「屋根カバー工法」を選択できます。
カバー工法は葺き替えよりもかなり施工期間を短縮できる工法で、施工費用も押さえられます。
塗装している塗膜が劣化すると屋根材に影響を与えやすいため、定期的に塗装メンテナンスが必要になることに注意しましょう。
3つ目は、アスファルトシングルです。
アメリカでメジャーな屋根材で、薄く柔らかい素材で釘とボンドで留められています。
メンテナンスも比較的楽で、一部分のみの補修やカバー工法も施工可能です。
4つ目は、金属です。
錆びにくく軽い素材が増えてきているため、現在注目されている種類です。
縦葺きにすれば排水機能が高くなり、勾配を緩くすることも可能です。
ただし、塗膜が劣化すると錆びやすいので定期的にメンテナンスしましょう。
□まとめ
今回は、屋根材の選び方と葺き屋根の種類を紹介しました。
豊富な種類の屋根材ですが、住宅のデザインや地域の気候に合ったものを選べばその分長く使用できます。
ぜひ今回の記事を参考に、後悔しない屋根選びをしてください。
屋根についてご不安なことがあれば、ぜひお気軽に弊社までご相談ください。