【佐賀の屋根塗装】良かれと思った塗装が雨漏りを呼ぶ?プロが必ずタスペーサーを入れる理由
2026/10/26
10月も下旬に入り、佐賀平野では朝晩の冷え込みが一段と増してまいりました。これから冬にかけては結露が発生しやすく、屋根材にとって見えない湿気との戦いが始まります。
外壁塗装と一緒に屋根の塗り替えを検討される際、見積書に「タスペーサー」「縁切り(えんぎり)」という項目を見かけたことはありませんか?
「屋根を塗るだけなのに、なぜ余計な部材が必要なの?」「費用を安くするために省いても大丈夫?」
実は、スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)の塗装において、この下地処理を省いてしまうと、「屋根を守るための塗装が、逆に雨漏りを引き起こす凶器に変わる」という重大な落とし穴があります。
今回は、佐賀の冬の気候特性を踏まえ、長持ちする屋根塗装に欠かせない「縁切り」の真実を論理的に解説します。
屋根を「隙間なく密閉」すると雨漏りする?スレート瓦の知られざる構造
多くの方は「屋根塗装は隙間なくピッチリ塗った方が雨が入らない」と思われがちです。しかし、スレート屋根の構造上、これは完全な間違いです。
スレート瓦は、重なり合っている部分に「適度な隙間」が設計されています。その理由は主に2つあります。
-
入り込んだ雨水を逃がす排水路: 屋根材の隙間から吹き込んだわずかな雨水を、毛細管現象で内部に溜め込まず外へ排出するため。
-
屋根裏の結露を外へ逃がす通気口: 冬場の暖房や室内の生活で発生し、小屋裏(屋根裏)に上がった湿気を逃がすため。
もし、この重なり目をペンキでべったりと塗り固めて塞いでしまうとどうなるでしょうか。逃げ場を失った水分が屋根の内側に逆流し、下地の野地板や防水シートを腐食させ、数年後に室内への深刻な雨漏りを引き起こしてしまうのです。
カッターでの縁切り vs タスペーサー工法!確実な隙間確保の重要性
重なり目を塗料で塞がないために行う作業が「縁切り」です。従来は塗装後に職人が皮スキやカッターで塗膜を一枚一枚切っていましたが、これには「せっかく塗った新しい塗膜を傷つける」「屋根材を割ってしまう」というリスクがありました。
そこで現在の標準工法となっているのが、塗装前に専用の樹脂製部材を差し込む「タスペーサー工法」です。
1. 屋根を傷つけずに確実な通気・排水スペースを確保
下塗り乾燥後、スレートの重なり目にタスペーサーを差し込むことで、塗料が乾燥しても2〜3mmの適正な隙間を恒久的に維持します。屋根材を破損させる心配が一切ありません。
2. 塗膜の早期剥がれ・割れを防ぐ
無理に刃物を入れて塗膜を引っ掻かないため、仕上がりの美観と耐久性を損なうことなく、塗料の性能を100%発揮させることができます。
エグチ建装が下地処理と屋根の「見えない部分」にこだわる理由
株式会社エグチ建装では、技術の安売りはいたしません。目先の工事金額を下げるために必要なタスペーサーを省いたり、形だけの施工をしたりすることは一切拒否しています。
屋根は普段、施主様が地上から直接確認できない場所です。だからこそ、当社では以下の施工基準を自社職人に徹底させています。
-
屋根材の反り・劣化状態に応じた挿入工法(W工法推奨)
-
-
屋根下地(野地板・ルーフィング)の徹底した事前診断
-
-
タスペーサー挿入状況の全工程写真撮影と完了報告書でのご提出
-
見えなくなる工程にどれだけ手間をかけられるかが、お住まいの資産価値と20年トータルの修繕コストを決定づけます。
佐賀の冬が来る前に!屋根・外壁の無料診断をご活用ください
「前回の屋根塗装から10年経っている」「前回の業者が縁切りをしたか分からない」という方は、屋根内部に湿気が溜まっている可能性があります。
株式会社エグチ建装では、資格を持つプロが屋根に登り、または高所カメラを用いて細部まで劣化状態を診断いたします。しつこい営業は一切行いませんので、ぜひ秋の好天のうちにお気軽にご相談ください。

