外壁を塗装するなら退色しやすい色に注意!色褪せの原因もご紹介します!
2023/04/20
外壁を塗装する際には、完成時の美しさも大切ですが、その美しさを長く保てるかどうかも非常に重要ですよね。
そこでお伝えしたいのが、外壁塗装には「退色しやすい色」があるということです。
「退色しやすい」とは色褪せをしやすい、ということですが、今回は、どんな色が退色しやすいのかと、色褪せる原因について詳しくお伝えします。
□退色しやすい色とは?
具体的に、退色しやすい色にはどのような特徴があるのでしょうか。
1つ目は、原色に近いはっきりとした色です。
例えば、赤や緑、紫などがその代表です。
彩度の高い色は紫外線を吸収しやすいという特徴があるため、紫外線による色褪せが比較的進行しやすいと言われています。
さらにこれらの色は耐光性も低く、日光を当てるだけで劣化が進んでしまいます。
常に外の環境に置かれる外壁とは非常に相性の悪い色と言えるでしょう。
はっきりとした色は色褪せも目立ちやすくなるため、避けることをおすすめします。
2つ目は、暖色系の色です。
暖色系の塗料には多くの場合、有機物が含まれています。
有機物は無機物に比べて紫外線の影響を受けやすく、特に黄色のような鮮やかな暖色は色褪せやすい傾向にあります。
そのため一般的には赤、黄色、緑、紫などの色を採用するのは、外壁塗装の際にはあまりおすすめできません。
ただし塗料や彩度を工夫することで、美しさの寿命を延ばすことも可能です。
どうしても色にこだわりのある方は、一度施工会社に相談してみましょう。
□色褪せする原因とは?
外壁が色褪せてしまう原因は、主に以下の2つです。
1つ目は、紫外線の影響です。
顔料の色素は原子同士が結びつくことで美しさを保っていますが、紫外線のエネルギーを受けると原子の結合が破壊されてしまいます。
その結果、色褪せて外観が悪くなる事態に繋がるのです。
2つ目は、化学反応による影響です。
外壁は、常に雨風にさらされているため、酸素や水、熱などによって塗装が化学変化を起こしてしまうことも珍しくありません。
例えば酸化は化学反応の1つですが、酸化した物質は酸化する前の物質とは全く別になってしまうため、見た目にも変化が現れてしまいます。
□まとめ
今回は、退色しやすい色と、外壁が色褪せる原因をお伝えしました。
外壁は建物の美観を大きく左右する重要な要素です。
外壁は面積が大きく色のイメージも付きにくいかもしれませんが、ほんの少しの工夫で美しい色を長く維持できます。
外壁塗装についてわからないことがあれば、お気軽に弊社までお問い合わせください。