セメント瓦とアスベストの関係とは?安全性を確認する方法と対策
2024/09/24
セメント瓦は、かつて安価で耐久性にも優れていたことから、1970~1980年代に多くの住宅で使用されていました。
しかし、その一方で、アスベストを含むセメント瓦も製造・販売されていたため、現在ではアスベスト含有の可能性が懸念されています。
この記事では、セメント瓦とアスベストの関係について解説します。
□セメント瓦とアスベストの関係
セメント瓦は、セメントと砂を混ぜて作られた屋根材です。
安価で耐久性に優れていたことから、1970~1980年代に多く使用されていました。
しかし、この時代の建材には、断熱性や耐久性を向上させる目的で、アスベストが頻繁に含まれていました。
セメント瓦も例外ではなく、アスベストを含む商品が一定数存在します。
*アスベスト含有の可能性
セメント瓦にアスベストが含まれているかどうかは、製造時期や使用状況によって異なります。
1970~1980年代に製造されたセメント瓦は、アスベストが含まれている可能性が高いと言われています。
しかし、すべてのセメント瓦がアスベストを含むわけではなく、製造時期やメーカーによって異なります。
*アスベスト含有の確認方法
セメント瓦にアスベストが含まれているかどうかを確認するには、以下の方法があります。
・国土交通省の「アスベスト含有建材データベース」で検索する。
・専門業者に依頼して、アスベストの検査を行う。
*アスベストに関する基礎知識
アスベストは、石綿とも呼ばれ、自然界に存在する繊維状の鉱物です。
かつては、その耐熱性や耐久性から、建材や自動車のブレーキパッドなどに広く使用されていました。
しかし、アスベストは、人体に有害な物質であることが判明し、現在ではほとんどの製品から使用が禁止されています。
アスベストが人体に及ぼす影響としては、アスベストが肺に入ると、肺がんや中皮腫などの深刻な病気のリスクが高まります。
また、アスベストは、人体に蓄積され、長い年月をかけて発病する可能性もあります。
□セメント瓦のアスベスト、どうすれば安全?
セメント瓦にアスベストが含まれている場合、安全性を確保するために、適切な対策が必要です。
1:アスベストの危険性と飛散防止
アスベストは、空気中に飛散すると、呼吸器を通じて体内に侵入し、健康被害を引き起こす可能性があります。
そのため、アスベストを含むセメント瓦を扱う際には、飛散防止対策を徹底することが重要です。
2:専門業者への依頼
セメント瓦のアスベスト含有の確認や、アスベストの除去作業は、専門知識や経験が必要です。
そのため、安全性を確保するためにも、必ず専門業者に依頼することが重要です。
□まとめ
セメント瓦とアスベストの関係について解説しました。
セメント瓦は、かつて多く使用されていましたが、アスベストを含んでいる可能性があります。
アスベストは人体に有害な物質であるため、セメント瓦にアスベストが含まれている場合は、適切な対策を行う必要があります。
アスベスト含有の確認や、アスベストの除去作業は、専門知識や経験が必要です。
安全性を確保するためにも、必ず外壁塗装専門店に依頼しましょう。