ガルバリウム鋼板屋根のデメリット｜知っておくべき注意点と対策を解説

2024/09/16

ガルバリウム鋼板屋根は、その耐久性やデザイン性から近年人気が高まっています。

しかし、メリットばかりが注目されがちで、実はデメリットも存在します。

そこで今回は、ガルバリウム鋼板の屋根のデメリットとその対策について解説していきます。

□ガルバリウム鋼板屋根のデメリットとは？

ガルバリウム鋼板屋根は、確かに優れた素材ですが、全ての性能を完璧に備えているわけではありません。

メリットと表裏一体の関係にある、いくつかのデメリットも知っておく必要があります。

1:断熱性、遮音性に劣る

ガルバリウム鋼板は金属素材のため、熱伝導率が高く、夏は熱がこもりやすく、冬は冷えやすいという特徴があります。

そのため、断熱性、遮音性に劣るというデメリットがあります。

2:雨音、風の音が響きやすい

ガルバリウム鋼板は薄い金属板でできているため、雨音や風の音が響きやすく、特に雨の日は音が気になる場合があります。

3:塗装の劣化によるサビが発生する可能性がある

ガルバリウム鋼板はサビに強い素材ですが、塗装が剥がれてしまうと、そこからサビが発生する可能性があります。

ガルバリウム鋼板屋根のデメリットは、適切な対策を講じることで解消できます。

1:断熱性を高める対策

・遮熱塗料を使用する

・屋根裏に断熱材を敷設する

・断熱材と一体化したガルバリウム鋼板を使用する

・通気工法を採用する

遮熱塗料は、太陽光の熱を反射することで、屋根の温度上昇を抑える効果があります。

屋根裏に断熱材を敷設することで、室内への熱の侵入を防ぎ、冬は暖かく夏は涼しい快適な空間を実現できます。

また、断熱材と一体化したガルバリウム鋼板は、施工が簡単で、高い断熱効果が期待できます。

通気工法は、屋根と天井の間に空気層を設けることで、熱がこもるのを防ぎます。

2:遮音性を高める対策

・遮音シートを敷設する

・断熱材と遮音材を組み合わせる

遮音シートは、音の伝達を遮断することで、雨音や風の音を軽減します。

断熱材と遮音材を組み合わせることで、より効果的に音を抑えることができます。

3:サビを防ぐ対策

・定期的なメンテナンスを行う

・高品質な塗装を選ぶ

定期的なメンテナンスを行うことで、塗装の剥がれやサビの発生を防ぐことができます。

また、高品質な塗装を選ぶことで、耐久性を高め、サビの発生を抑制することができます。

ガルバリウム鋼板屋根は、耐久性やデザイン性が高い一方で、断熱性や遮音性に劣るというデメリットも持ち合わせています。

しかし、適切な対策を講じることで、これらのデメリットを解消することができます。

ガルバリウム鋼板を検討する際には、メリットだけでなくデメリットについても理解し、適切な対策を講じることで、快適な住まいを実現しましょう。