外壁の色褪せの原因とは?放っておくとどうなる?
2023/06/20
外壁塗装には、外観をおしゃれできれいなものにする役割があります。
しかし、このような塗装による効果は、塗装した日から月日が経つにつれて次第に低減していきます。
つまり、外壁塗装は劣化するのです。
その劣化の症状の中には、色あせというものがあります。
本記事では、その色あせについて、原因や危険性などを紹介します。
外壁をきれいでおしゃれな状態に保ち続けたい方は、しっかり見ていってください。
□外壁の色あせが起きる原因とは?
外壁の色あせが起こる原因は、基本的に経年劣化によるものです。
1:紫外線による経年劣化
色あせの最も大きな原因は紫外線です。
塗膜が紫外線に長期間さらされ続けることで、塗膜が経年劣化して色あせが起こります。
これは、塗料を着色する役割のある「顔料」に含まれる原子が紫外線にさらされ続けることで色味が変わってしまう、という仕組みです。
そのため、日当たりの良い南側が強く色褪せている場合は、この紫外線が原因となって色あせていると言えるでしょう。
もちろん、色によって紫外線に対する強さ、いわゆる耐候性は異なるので色あせがしにくいかどうかの違いはあります。
しかし、基本的には紫外線を浴びれば浴びるほど色あせは起きやすくなるので知っておきましょう。
2:化学変化による経年劣化
化学変化が色あせの原因となっている場合もあります。
ここで言う化学変化は、酸化を思い浮かべれば分かりやすいでしょう。
金属が錆びるような酸化反応は、元の金属の色から赤や黒に変色させてしまいますよね。
このような反応は、酸素や水などの要素によって、素材自体が変質させられて外壁の色を変えているのです。
□色あせを放置しておくとどうなる?
色あせはそこまで大げさに対処するほどでもないとお考えの方は多いですが、放置すれば危険性が高まってしまいます。
先述したとおり、色あせは塗膜の劣化が原因となって生じています。
確かに色あせは軽微な劣化ですが、その劣化が重症化して塗装の役割を担わなくなってしまうのです。
劣化がひどくなると、防水性や外観の保持の役割がなくなってしまいます。
そうなると、劣化した塗膜から水が浸入して雨漏りの原因にもなりかねません。
また、雨漏りは、家の耐久性や快適性を損なう原因にもなるので注意が必要です。
□まとめ
外壁の色あせが起きた程度で慌てる必要がないとお考えの方は注意が必要です。
その色あせは劣化のサインであるため、塗装の役割が失われているかもしれません。
そのため、色あせしている場合は、当社のような会社に点検やメンテナンスを依頼しましょう。
場合によっては、外壁塗装しておくことをおすすめします。